先日、Lilla Ålandのカラーリングの作業を撮影することができました。
この塗装は、2回塗って仕上げます。この日は1回目の塗り。
まずは脚、そして裏面と塗っていきます。
台を回転させながら、塗りムラが出ないようにくまなく。
裏を塗り終えたら、ひっくり返して背もたれと座の表面を塗っていきます。
丸棒は、角材よりも高い技術が要求されます。というのも、角材だと面ごとに塗っていけますが、面の境のない丸棒だとそうはいきません。
しかもこの椅子のように狭い間隔で丸棒が入り組んでいると、内側まで均一に塗るのは経験が必要です。
一通り塗り終えたら、ぐるっと確認をして、1回目終了。
ガンスプレーでの塗装はさっと終わるイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
ところがこの塗装は、目を凝らしてやっとわかる程度の吹き付け量で少しずつ、塗り重ねていきます。
そのため時間はかかりますが、塗りムラのない均一な仕上がりになります。