GOOD NEWS PRESS by KITANOSUMAI SEKKEISHA

つくり手インタビュー② 50年の張り仕事

北の住まい設計社のモノづくりの現場から、つくり手を紹介していきます。2回目の今回はベテランの張り職人「鈴木さん」。
北の住まい設計社のソファやチェアのほとんどに鈴木さんが携わってきました。
前回のインタビューはこちら

−入社した年はいつですか
平成10年。(1998年…25年前ですね)

−入社する前はどのようなことをされていたんですか?
最初は旭川の大手家具メーカーにいた。初期の頃からいて、最初の一年は材料積みとか椅子の仕上げとかやって。その1年後くらいかな?椅子張りをやるようになった。

−椅子張りを志望したんですか?
やりたくてやったわけではない。その時できる人がいなかったから、自分がやることになった。でもやってみたら楽しくて。

−それから椅子張り一筋という感じ?
そうだね。(サラッと言っていますが、職人歴50年超!)

−どこかで家具の勉強をされたんですか?
中学を卒業して就職したんだけど、就職してから、夜間の職業訓練校に通ったね。そこでは木工の勉強がほとんどで、教科書なんかも椅子張りは1ページしかなかった(笑)

−進路に迷いはなかった?
高校に行きたい気持ちもあったけど、早く技術を身につけたい気持ちが強かったね。早く仕事を覚えれば、どこに行っても働けるから。

少し照れて、嫌だよーと言いつつも作業をしながらインタビューに答えてくれる鈴木さん。

−北の住まい設計社を知ったきっかけは?
社長(代表の渡邊)が張りの職人を探していた時に声をかけてくれて。

−やりがいを感じるときは?
やっぱり難しいやつはやりがいがあるかな。前に張り替えしたカールマルムステンのソファとか。あとは、型出し(型紙を作る作業)。これはしっかり仕込まれたからね。何度も調整して精度を上げていく必要があるんだけど、型紙がしっかりしていれば良いものを作れる。

以前に革で張り替えた、カール・マルムステンの張りぐるみのソファ。

作業場には鈴木さんが型出しをした型紙がずらり。

−北の住まい設計社のアイテムの中で好きな家具はありますか?
うーん、やっぱりこれかな(張替え中のラスティックチェアを指して)編み込みがいいよね。まあ、全部好きだけどね!(笑)

−作業の難しい家具は?
ない!今のソファはシンプルな作りだから、簡単だよ。(手入れや交換を考慮してカバーリングにしているため)やっぱりマルムステンのソファ、あれが本当の張りだよね。難しい方が楽しいし、やりがいがある。

ラスティックチェアのバンドを張る鈴木さん。

−休みの日は何してますか?
なにもしてないよ(笑)体を休めてる。テレビで時代劇見るのは好き。

−趣味は?
ない!(笑)
仕事が趣味だな。

−最後に、仕事で大切にしていることは?
綺麗なのは当たり前。手早く、綺麗に仕上げることだね。あとは、長く使えるように工夫してる。例えばここも、金具に当たると布が擦り切れやすいから、二重にして保護したり。

「職人の中の職人」と呼ぶにふさわしい、張りの技術を極めた職人の鈴木さん。他のスタッフのことを独自のあだ名で呼ぶ、お茶目な一面も。先日依頼があった他社製品の張替えも難なくこなしてくれて、改めて経験の厚みを感じました。

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