GOOD NEWS PRESS by KITANOSUMAI SEKKEISHA

WORKS  ”Hokkaido Hütte”

自然の中での暮らしや、趣味のスキーを楽しむための家を建てさせていただきました。

お客様のイメージは、「北欧の山小屋」。

プライバシーを尊重し内観のみですが、「Hokkaido Hütte」と題し、ご紹介させていただきます。

Living

まずはリビング。特徴的な板張りの壁は、道産ナラを贅沢に使用。北の住まいとしても初めての試みでしたが、この家の雰囲気を決定づける重要な要素となりました。

家具は全て北の住まい設計社の製品もしくは特注品で揃えていただき、インテリアも含めてトータルで作り上げていきました。お客様の希望するイメージが明確だったので、意見を交わしながら、一緒に作っていった感覚という方が正確でしょうか。

薪を置いておく台も作らせていただきました。

Dining・Kitchen

続いてダイニング。キッチンや家具は黒を多用し、基本的にはナラと黒の2色で構成。色数を抑えたことで洗練された印象に。

黒く塗りつぶすとはいえ、すべて無垢材で製作しています。

細かいところですが、引き出しの中には包丁立ても。

カップボードもここに合わせて設計し製作させていただきました。

中間部分に照明をつけているので、手元を照らすことができます。

クラシックなディテールを取り入れた、北の住まい設計社の家具とはまた違った雰囲気。貴重な経験でした。

ダイニングとリビングを間仕切るように置かれたリビングボードも、カップボードと共通のデザインで。

Bed Room

クッションを入れ、革を張ったヘッドボード。左右には小物をおけるテーブルを設けています。

Guest Room

Utility

洗面台はもちろん、鏡も地元の鉄工所とガラス屋さんにご協力いただき、製作しました。

walk-in closet

この部屋はトレーニングルームも兼ねており、手前側にはトレーニング機器が置いてあります。

Entrance

玄関にはスキーのギアや、それを納めるための家具。

スキーブーツやヘルメットを収納しているのは、黒染めしたナラのキャビネット。その横には同じく黒染めナラのベンチにゴットランドシープを合わせて。

対面にはスキー板と、靴を収納するキャビネット。

Hallway

廊下にも黒染めの家具を設置。季節に合わせたディスプレイを楽しめる場に。

ゲストルームの手前には、壁に擬態した収納扉。家具の職人と大工さんが力を合わせて作り上げた、目立たないけれど技術が詰まったところです。

多くの特注家具を作らせていただき、たくさんの学びと経験を得られる機会となりました。

About The Author

北の住まい設計社デザイナーShiroura
1995年帯広生まれ。家具(またはギター)職人を志し、おといねっぷ美術工芸高校に進学。
そこでデザインと出会い、大学では家具にとどまらず、建築やグラフィックのデザインも学ぶ。
2018年北の住まい設計社に入社。1年ほど家具製造に従事した後、現在は主に製品開発や特注家具の設計を担当。

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