2019年の新作家具、「Dining Table Shaker ll」の最初のロットが完成しました。
25年間作り続けてきたシェーカースタイルのテーブルを基にし、リデザインを施した製品。
簡素で力強い構造はそのままに、部材の太さや断面形状を見直し、柔らかく、軽やかな造形を目指しました。
今日撮影したのは、比較的はっきりとした表情を持った北海道産ミズナラ。
冬の柔らかい光は、木の表情をしっとりと映し、より魅力的に見せてくれる気がします。
最も気を配った脚元。なめらかで張りのある形は、職人さんの繊細な手仕事によって生み出されます。
中央にある小さな二つの丸は、「込栓(コミセン)」と呼ばれる伝統的な仕口。
ほぞを貫通して丸棒が入っていて、これを入れることでほぞが抜けようとする力への抵抗力が格段に上がります。
込栓によってほぞがロックされている状態なので、まず抜けることはありません。