GOOD NEWS PRESS by KITANOSUMAI SEKKEISHA

特別な椅子

ソファやダイニングチェアよりも特別で、「あの人の椅子」という印象が強くなるアイテム、ロッキングチェア。

ロッキングチェアといえば、薪ストーブの前で本を読みながらウトウト…という情景をイメージします。
もしくは編み物をしたり、音楽を聴いたり…
自分の時間を楽しむための家具と言えるのかもしれません。
家族で共有するというより、誰かの「特等席」という感じではないでしょうか。

そんな特別な存在のロッキングチェアの、さらに特別な仕様の2脚をご紹介します。

①北海道産イタヤカエデ×エッグテンペラカラーリング×タンショーの革

ライトブラウンのカラーリングを施したイタヤカエデのフレームに、張地は黒の牛革をセレクト。
シンプルでありながら風格が漂い、でも偉そうではない…絶妙なスタイル。
出荷前の姿を見た時、写真を撮らずにはいられなかったチェアです。

TÄRNSJÖ(タンショー)は、スウェーデンで135年の歴史を持つ小さな村の鞣し工場。
動物の皮を防腐・耐熱・柔軟にして「革」にするのが「鞣し」という工程です。
古くからの製造方法のまま、植物タンニンで、人の手で、奇麗な水で、木の樽の中でじっくりと鞣されています。
木と同じく個性を持った素材であり、使い続けるほどに味わいを増していく素材です。

後ろ姿もシュッとしている。

②アメリカンブラックチェリー×ゴットランドシープスキン

(現在チェリー材での製作は行なっておりません。)
在庫として持っていたチェリーのフレームに、ゴットランドシープの毛皮をセレクト。

ゴットランドシープとは、「魔女の宅急便」の舞台になったスウェーデンの世界遺産の島、ゴットランド島に生息する大変希少性の高い羊です。シルクのような光沢のあるグレイの色合い、しっとりと柔らかなくりくり巻いた毛並みが特徴。
もともとラム肉の副産物として長年重宝されてきたもので、自然環境への配慮という点でも脚光を浴びているそうです。

くりくりの毛並みが可愛らしく、触り心地は本当に包み込まれるように柔らかく滑らかでした。
チェリーの色味も相まってあたたかみがあり、薪ストーブの前がよく似合いそうなスタイルです。

ふわふわで、なんとも頭を預けてみたくなる枕。

M-chair Rocking

やさしい揺れが心地よいロッキングチェア。程よい弾力のあるシートは、長時間座っても疲れないゆったりとした座り心地を追求しています。シート内部に一般的なチェアに用いるウレタンではなく、天然素材のパーム(ヤシの繊維)と羊毛フェルト、ラテックス(天然ゴム)を使用している点もこだわり。頭と腰が接するヘッドレストと背クッションは、フェザー入りでやさしい感触に仕立てられています。フレームのカラーリングと張地をそれぞれお選びいただけます。

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About The Author

北の住まい設計社デザイナーShiroura
1995年帯広生まれ。家具(またはギター)職人を志し、おといねっぷ美術工芸高校に進学。
そこでデザインと出会い、大学では家具にとどまらず、建築やグラフィックのデザインも学ぶ。
2018年北の住まい設計社に入社。1年ほど家具製造に従事した後、現在は主に製品開発や特注家具の設計を担当。

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