北の住まい設計社の工場は、廃校になった校舎を利用しています。
今年で築90年を迎える建物です。
当時体育館だった建物が、家具製作の場として活躍しています。
使い込まれた床には、体育館だった頃の名残が。
バドミントンコートのラインでしょうか。
ラインが残っているということは、当時のまま使い続けているということ。
平らな床ではないので、台車が動きにくいなど不便さはあります。
しかし、永く使うことを目指してものづくりしている私たちにとって、この校舎を残していくことは目先の便利さよりも大切なことです。
昨日少し紹介した立教大学食堂の椅子の組み立てをしていました。
色が薄い部材は、今回新しく作り直したもの。
チェリー材は特に色の変化が顕著です。
大学の食堂という酷使されていそうな環境の椅子ですが、修理することでまた10年20年と使い続けていくことができます。
色もいずれ馴染んでいくでしょう。
窓ガラスに植物のような模様。不思議です。
William Morrisの作品のよう。